再掲「レッツ誕生秘話」

ども!今日はタイトルの通り、「レッツ(れっつ)」というニックネームの誕生秘話を完全ノンフィクションでお届けします!ちなみに、僕は高校卒業までニックネームで呼ばれたことがなく、れっつも本名とは一文字も被ってません。大学時代のとある出来事が基になるのですが、折角なのでより詳細に思い出しながら書いていきます。それではどうぞ!

 

○2012年4月某日 京都にて 相方との出会い

2012年4月某日。僕は、大学(文学部)の履修説明会に参加していました。システムが複雑すぎて理解出来ず、「みんなこれ理解してんの?」って思っていたところ。説明会の終了間際。チェック柄のシャツを着ていた右隣の席の男子学生に「なぁ、説明の意味分かる?オレ、全然分からんのやけど」と小声で話しかけられました。

あぁ、自分だけじゃなかったんだ!と安心した僕は、同じく小声で「いや、全然分からないです!」と、全身全霊の標準語で返しました。秋田弁は全然恥ずかしいとは思わないのですが、当時は謎の「田舎モンだと思われたくない!」というプライドが邪魔していました。

丁度説明会が終わり、僕「関西の人なの?」彼「いや、福岡!」僕「そうなんだ!結構関西弁と似てるんだね。僕は秋田から!」彼「あきた?!」(最初は皆だいたいこのような反応でした)などと、その場で軽く自己紹介。立ち話もなんだしちょうどお昼だったので、その場のノリで2人で学食へと向かいました。たしか、学食でトップの人気を誇る「チーズチキンカツ定食」(名前合ってるか不安)を2人とも注文したと記憶してます。まぁ、メニュー名はさておき。チーズ入りのチキンカツ、白米、お味噌汁のセットです。桁1個間違えてね?って思うほどお財布にやさしく、それでいてお腹は満たされるボリューム感。何より、あったかい。学生にとってはこの上ない味方でしたね。

食べながら、自然と「サークルどうする?」って話になりました。たしか僕が先に話し始めました。「今考えてるのはね、混声合唱団。とりあえず見学行こうかなって考えてるんだけど、一人だと心細くてさ...」

僕が言い終わるか終わらないかのうちに、彼が「え、オレもそこ!」と。ん?たまたま履修説明会で隣に座って、一緒にご飯食べて、そのうえ行きたいサークルも一緒?そんなことあります?

その後、色々と話しました。僕は2年前に槇原敬之の20周年コンサートを大阪城ホールで観て、バックコーラスとして出演していたその合唱団に憧れていること。彼は音楽大好きで合唱経験もあり、大学でも合唱をしたいということ。

彼も「もしかして、オレらもマッキーのコンサートに出ちゃったりして?」などと超乗り気で、とりあえず後日一緒に合唱団の見学行こうという約束をしました。

そして、その日の全ての日程を終え帰宅時間に。彼「あ、下宿先ってどこ?」僕「あー、オレはあっち!」彼「オレもあっちだよ!」僕「え...もしかしてさ、○○ってマンション?」

ビンゴ。そんなことある?(その日3時間ぶり2回目)。なんと下宿先のマンションも同じでした。ところで皆様はお気づきでしょうか。ここまで僕たち、お互いに名を一度も名乗っていません笑

エレベーター前で慌ててメアドの赤外線受信(死語)を済ませ、彼の名前はメールで初めて知りました。彼の名は、「Goくん」(仮名)というらしい。

そして新入生歓迎期間の最終日に差し掛かったころ、満を持して僕たちは一緒に合唱団の見学へ。ミニコンサートでは、先輩たちがマッキーと一緒に歌ったかどうかなどという事実は関係なく、心を揺さぶられました。この人たちと一緒に歌いたい!自然とそう思えるような、活き活きとした表情と圧倒的な人数感の演奏でした。

僕たちは心優しい先輩方からの熱烈な歓迎を受け、合唱団への仮入部を決めました。

 

○2012年4月某日  某マンションにて レッツ誕生

そうして仮入部期間も中盤に差し掛かった頃。僕たちの下宿しているマンションには、もうひとり合唱団に所属している4年生の先輩が住んでいるというお話を後日聞きました。ある日、その先輩のお部屋へ一緒にご挨拶へ伺うことに。

そして自己紹介となり、まずはGoくんが「Goです!」と名乗りました。次の瞬間、僕の運命は決まりました。Goくんが挨拶を終えた後の、先輩の第一声。「(おまえ、)レッツ?」

えっと、なんの話?え、「レッツゴー!」ってこと?あっ、ダジャレか!戸惑いながらも僕は、否定する理由も無かったので「はい!」と答えました。レッツ誕生、僕にとって初めてのニックネームが誕生した瞬間です。ちなみに、由来は「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」というミニ四駆を題材にした漫画の登場人物です。主人公の名前が烈(レッツ)、相方の名前が「Go」(ゴー)らしい。作品については...ググってください!僕はその作品のこと、マジで何も知らないんです。いや、主人公が「烈(レッツ)」って名前であることだけは覚えましたが。もし僕が先に名乗っていたら...いや、どのみちレッツ&ゴーになったでしょうね。

 

○レッツ、完全定着

周りの先輩は「嫌だったら否定していいんだよ!」と言ってくださいましたが、そうはしませんでした。僕は初めてのニックネームが嬉しかったですし、その方が簡単に覚えて頂けるなら大歓迎でした。その後瞬く間に「レッツ」という名前がミニ四駆並みのスピードと角度で広がり、まだ名乗ってもいない先輩に「キミが噂のレッツか!会いたかったよ!」という声を掛けられることも度々あり。まさに社会現象となりました。それは決して僕の力ではなく、先輩の影響力だと思います。ちなみに、3年生時には僕が学生指揮者に就任し、Goくんは僕の指名により、テノールパートのパートリーダーに就任しました。Goくんの圧倒的な歌唱力、表現力、豊かな音楽経験値、底抜けに明るく練習を盛り上げてくれるキャラ。全てを存分に活かし、名実共に僕を「相方」として支えてくれる存在となりました。そのあたりのお話も、追々出来たらと思います。あの日、履修説明会で偶然彼と出会えたことに、僕は一生感謝を忘れることはないでしょう。

 

○そして今に至る

以上が、レッツ誕生秘話です。その後、後輩の言い間違いにより「レッツォ」になったり、僕が更にアレンジして「れっつぉー」など、形を少し変えてきました。ずっと「れっつぉー」としてTwitterで活動していた2021年12月のある日、尊敬しているフォロワーさんからのDMに「れっつさん!」と書かれていることに気づきました。その方が僕の本来の名前「レッツ」をご存知だったのかは定かではありません。ただ、こうして僕の指揮者時代を知らない新たな世界で関わってくださる方が「れっつさん!」と呼んでくださる響きが心地よく、本当に嬉しかったんです。それで、結局は元に戻りました。Twitterでは、多くの方に「れっつさん」と親しみを込めてお呼び頂き、その度に嬉しさが込み上げてきます。

以上が全貌です!よし、これで初めて書けたね。いつ僕が消えても、読んでくださった方がしっかり由来を伝えてくださると思うと安心です笑

だから、僕が明日消えてもいいように。ちゃんとストーリー丸ごと覚えてくださいね🙋‍♀️最後まで読んでくれて本当にありがとう!!!!!

2023.2.18 れっつ